解体が始まった鳴門市民会館=同市撫養町

 徳島県鳴門市役所本庁舎の建て替えに伴い、近代建築の名作として知られる鳴門市民会館の解体工事が25日、始まった。

 隣接する市役所本庁舎を結ぶ渡り廊下の解体が1月中旬から進められ、25日に市民会館のガラスの撤去が始まった。今後、足場を組んで防音シートを設置。2月上旬から手作業でサッシや防水材を取り外し、重機を使った鉄骨やコンクリートの解体に移る。工期は6月末まで。

 市民会館は建築家増田友也(1914~81年)が手掛けた近代建築の代表作で、61年の完成。鉄骨一部鉄筋コンクリート造り延べ2084平方メートルで、2008年度、近代建築を記録・保存する国際学術組織DOCOMOMO(ドコモモ)日本支部から、文化的価値が高いと認められる「日本におけるモダン・ムーブメントの建築」に選ばれている。昨年10月に閉館するまでスポーツ行事や成人式など幅広く利用されてきた。