三菱自動車の労働組合が2021年春闘でベースアップ(ベア)に相当する賃金改善分の要求を見送る方向となったことが25日、分かった。ベア要求の見送りは13年春闘以来8年ぶり。販売不振に新型コロナウイルス感染拡大が追い打ちを掛け、業績が大きく落ち込んでいることを考慮した。

 25日までに組合員に方針を示した。2月5日の中央委員会で正式決定する。年間一時金(ボーナス)は前年の要求を下回るが、支給実績と同水準の4・6カ月分を求める方針だ。

 三菱自は21年3月期連結決算で純損益が3600億円の赤字に陥る見通し。