アグリビジネス棟に移転した「そよかぜ」で農産物を販売する生徒=徳島市の城西高

 農業の6次産業化に取り組む城西高校(徳島市)に新築されたアグリビジネス棟で16日、校内直売所「そよかぜ」の今季営業が始まった。別棟から移設して初めての営業で、地域住民ら約200人が詰め掛けた。

 棟内の植物工場で養液栽培したリーフレタスや、加工スペースで調理したイチゴジャムなど約50品が並び、アグリビジネス科の2年生24人が販売した。同校の卒業生が生産した野菜や切り花、障害者授産施設で作った菓子類も出品された。

 販売時間前から買い物客が訪れ、商品は次々と売り切れになった。長谷川颯咲さん(16)は「以前の直売所に比べて、より多くの人に商品を届けられるので、やりがいを感じた。新商品も開発していきたい」と笑顔を見せた。

 そよかぜは長期休暇を除く毎週水曜、午後2~4時に開く予定。