那賀町横谷の四季美谷温泉が、シカとイノシシの肉を加工した「鹿焼肉」「猪鹿サラミ」の2品を開発した。同温泉で販売を始めており、電話注文も受け付けている。
鹿焼肉は、シカのモモ肉を塩水にさらして臭みを取り、冷蔵庫で1~2日熟成。キウイ、リンゴ、ユズの果汁で作った特製だれに3日以上漬けてやわらかい食感に仕上げた。
猪鹿サラミは、イノシシの背脂やロース肉となど脂身の多い部位と、シカのハラミやバラ肉を3対7の割合で混ぜて、加熱処理をしている。一般的なサラミの食感よりやわらかいという。
鹿焼肉は1袋145グラム入り、猪鹿サラミは100グラム入りで、それぞれ540円(税込み)。開発した中田雅之料理長(57)は「野菜と一緒に炒めたり、チャーハンに入れたりしてもおいしい。手軽に食べてもらえれば」と話している。