昨年12月に大人数で会食していたことについて陳謝する飯泉知事=29日午前10時すぎ、県議会本会議場

 徳島県議会は29日、臨時会を開き、飯泉嘉門知事は所信表明で、昨年12月に県議会2会派とそれぞれ大人数で会食していたことについて「深く反省する」と陳謝した。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、大人数での飲食などに注意するよう呼び掛ける中での会食出席に、県民から批判の声が上がっていた。

 知事は所信表明で、県内の累計感染者数が全国で少ない方から4番目となっている状況を説明し、「最前線で尽力いただいている医療や福祉事業者、従業員をはじめ、県民の皆さまの厳しい行動変容のおかげ」と感謝の意を表明した。

 その上で、会食への参加について「(県議側に)招かれた立場とはいえ、県民の皆さまに寄り添ったものとはいえず、大変申し訳ない」と述べた。

 知事は昨年12月4日、最大会派・県議会自民党の議員らと計46人で会食。16日にも新風とくしまの議員ら計20人で行われた会食に出席した。自身が会長を務める全国知事会が「飲酒を伴う懇親会」「大人数や長時間の飲食」などに注意を呼び掛けている最中だった。

 会食が明らかになった後、県議会の寺井正邇議長(自民)と新風とくしまの臼木春夫会長は「配慮が足りなかった」と県民に陳謝した。一方、知事は記者会見などで「(会場では)感染対策をしており、問題はなかった」との認識を示していた。