31日、県内は北寄りの風が吹き雨も降った。気温もかなり下がり肌寒い一日。水温も安定せず、雨のためか釣り人は敬遠したようで磯渡しを見合わせた渡船業者がほとんど。また、波止や岸壁も釣り人に姿は見られなかった。少しずつではあるが乗っ込みチヌの便りも聞かれだした。早い場所では腹も大きくなり産卵が近いものもいるようだ。今後の気温の上昇とともに水温も上がり本格的な乗っ込みを迎えるだろう。また、ほとんど同時期にマダイも乗っ込みを迎えるので少し釣り方を変えて狙ってみるのも面白いだろう。

 [船釣り]<蒲生田沖>30日、風はほとんど吹かず穏やか。水温は前日より少し上がり11・4度。春の潮になりつつあり、クラゲの浮遊が多く糸に絡みつき釣りづらかったようだ。引き潮と満ちの潮を狙い自家用船で10時半から出船し6時間半ほどタイラバージグでサオを出した阿南市の2人が30~38センチのマダイ5匹。

 <浅川沖>30日、南東の風が吹き水温13・6度。沖のカケ釣りでタイラバージグでサオを出した人らが30~60センチのマダイ12匹と30~40センチのイトヨリ5匹、70センチ(5キロ)のタケハタ1匹。

 [イカダ]<ウチノ海>30日、ヤカタではマイワシの食いが好調。各所で赤アミを餌にサビキ仕掛けで20センチ前後を持参したクーラーを13時までにはほとんどの人が満杯にしていた。

 <高知・吉良川沖>30日、1号で30~37センチのグレ54匹と30センチのシマアジ1匹。3号でも26リットルのクーラーを2人が満杯。別の2人も30リットルのクーラー9分目。

 [波止]<高知・室戸西海岸>31日、岸壁から7時までアジを餌にサオを出した人が1・2キロのアオリイカ1匹。近くでも1キロを1匹と0・4~0・5キロのヤリイカ5匹。

 <津田沖ノ一文字>29日、ルアーを投げ歩いた人が60~65センチのズズキ4匹。

 <中林漁港東突堤>29日、日が暮れてから2時間半ほど内向きでサオを出した阿南市の山田裕斗さんが市販の加工沖アミを餌にオモリを付けてチョイ投げして誘いを掛けながらゆっくり仕掛けを巻いてきて12~20・5センチのガガネ4匹と16・5センチのメバル1匹。ミニワームを投げたがアタリはなく餌の方がよかった。(県釣連盟報道部)