徳島市中心部を捉えた航空写真。ビルの数や道路の様子がずいぶん違う=1972(昭和47)年、本社所蔵写真

 この写真は1972(昭和47)年に徳島市中心部を航空撮影したもの。ビルがまだ少なく、広い道路が部分的に造られている。現在ではもう姿を消した建物も数多く見える。

 中央を横切るのは新町川。架かっている橋は、ほぼ今と同じで、「ふれあい橋」がないくらいだ。左端には71年に完成したばかりの県郷土文化会館(現・阿波銀ホール)がある。

 右下に旧県庁舎が見える。その横の広い道路は現在の国道11号吉野川バイパスで、当時はまだ下方向(南方面)へ伸びる国道55号バイパスがなく、ここで途切れていた。

 かちどき橋と国鉄・牟岐線の鉄橋が並んだ上に見えるのは、71年に完成した徳島東警察署庁舎。中央上に黒く写るのが城山で、その左側には更地が広がっている。71年に入田町に移転した徳島刑務所の跡地だ。

 建物や交通インフラの整備など、高度成長期に徳島市中心部が形成されていく姿が写し残されている。