2年連続中止を決めたとくしまマラソン実行委員会総会=3日午後4時ごろ、徳島県庁

 とくしまマラソン実行委員会は3日、徳島県庁で総会を開き、3月28日に開催を予定していた次回大会の中止を決めた。東京や大阪など10都府県で新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言が延長されたことや、全国的に医療体制が逼迫(ひっぱく)している状況、1月の県内感染者数が急増したことなどを考慮した。中止は昨年に続いて2大会連続となる。

 総会には代理を含めて全委員20人が出席。実行委の会長を務める飯泉嘉門知事が、県内外のコロナ感染の状況のほか、ワクチン接種に向けた体制整備の必要性など、開催を決めた昨年12月の前回総会から情勢が大きく変化したことを説明した。開催を中止とする実行委事務局の提案に委員から意見はなく、全会一致で中止が決まった。

 大会には3日正午時点で2329人がエントリーしており、参加料は全額返金する。

 実行委はコロナ下での大会運営を模索してきた。参加資格を県内在住者に限定し、定員も従来より1万人少ない5千人としたほか、各種感染対策を導入。ボランティアも大幅に減らし、昨年12月の総会で3月28日の開催を決めた。

 ただ、一部委員や医療関係者らの間には開催を不安視する意見があり、ランナーのエントリーも募集定員を大幅に下回っていた。

 総会後、知事は「大会を安全で安心に行うには医療従事者の協力は必要不可欠だが、負荷が高まっている状況下で協力してもらうのは厳しい」と述べた上で、「ランナーやボランティアの皆さんには申し訳ない。次回大会に期待してほしい」と理解を求めた。

 スマートフォンの専用アプリを使った「オンラインマラソン」は予定通りに実施する。参加資格は大会への優先エントリー権を持っている人で、参加無料。19日から3月12日まで2次募集する。