徳島ヴォルティスの次の試合は、20日午後2時キックオフのアウェー金沢戦。岐阜戦(4月15日)でアウェー観戦デビューを果たした記者(サポーター見習い)にとって、金沢はそう遠くない! のですが、今回のアウェー遠征は見送る予定でした。そこに、同僚記者(WEB担当)が「金沢戦はアスティとくしまでパブリックビューイングがある」と言ってきたのです。…パブリックビューイングって何だ?取材してきました。

2015年11月7日札幌戦のPV(徳島ヴォルティス提供)

 パブリックビューイング(PV)とは、大きな会場で映像を見ながらみんなで観戦するイベント。徳島ヴォルティスではこれまでにもPVをしていましたが、リーグ最終戦が近づいてきたころに開催することが多かったそう。

 なぜ今回はシーズン序盤にPVを行うんですか?と尋ねると、「今季のホームゲームの4分の1を終えた段階で、例年よりも多くの観客がスタジアムに来場してくれています。チームの調子も上向いてきているので、PVを通してより多くの人に試合の雰囲気を感じてもらい、スタジアムに足を運ぶきっかけにしてもらえたら」とのこと。

ヴォルティスのスタッフは「『アウェーには行けないけど、家でひとりで見るより大きな画面で試合を楽しみたい』という人はぜひお越しください」と話します。大画面で見る迫力と応援の一体感が感じられそうです。

 試合の映像は、スポーツのインターネット中継・配信チャンネル「DAZN」のもの。アウェーの試合はDAZNで見ているという人も多いのではないでしょうか。

 今回のPVでは、ホームゲームと同じように、映像による選手紹介の演出やハーフタイム抽選会もあり、スタジアム観戦に近い雰囲気が味わえそう。試合前のステージイベント(午後1時から)では、チアリーディングのBLUE SPIRITのパフォーマンス、徳島文理大学生の和太鼓演奏やよさこい披露もあります。

 ヴォルティスグッズ売り場も開設。通常のグッズに加え、パブリックビューイング会場限定の「初夏のグッズ福袋」(3000円)を発売。ヴォルタくん&ティスちゃんのBIGぬいぐるみが、通常は各約1万3000円のところ、各6000円と半額に! 限定各5個です。

 屋台村の「ハラルケバブ」「スクランブルコーヒー」の2店舗が出張してくるので、スタジアムグルメも楽しめます。

 試合を生で見られない以外は、ほぼスタジアムでの観戦と変わらないプログラムです。

 来場者先着1000人に、応援スティックバルーンが配られます。こちらはPVならではの演出ですね。

 また、「PVをスタジアムでの観戦のきっかけに」という思いから、PVハーフタイム抽選券が、ホームゲームのチケット割引券になるサービスも。対象は5月26日松本山雅FC戦と6月10日FC町田ゼルビア戦で、当日券売り場で提示すると、A自由席・ホーム自由席が前売り価格で購入できます。

 入場は無料。開場は正午で、午後1時からステージイベントがあり、2時キックオフです。徳島ヴォルティスは「駐車場に限りがあり、キックオフ直前は混み合うことが予想されるので、乗り合わせたり、公共交通機関を使ったりしてご来場ください」と呼び掛けています。