売掛債権(未回収の代金を取引先から受け取る権利)を買い取るファクタリング業者を装い、ヤミ金融を営んだとして、警視庁生活経済課は5日までに、出資法違反(超高金利)などの疑いで、一般社団法人の代表理事(50)=東京都=ら男6人を逮捕した。

 生活経済課によると、2016年10月~20年5月に徳島など40都道府県の中小企業経営者ら約240人に約20億円を貸し付け、約4億円の利益を得ていたとみられる。ホームページのほか、中小企業経営者の名簿を基に電話やファクスで融資希望者を勧誘。利用者は建設業や運送業の経営者が多かったという。

 売掛債権を買い取った形にして顧客に金を渡し、2、3割ほどの実質的な利息を上乗せして返済させる手口でヤミ金融を営み、利息は最高で法定金利の約34倍の年利683%に上るという。

 6人は「貸金ではなく(正規の)ファクタリングだ」などと供述し、いずれも否認している。

 逮捕容疑は16年11月~20年4月、香川県の50代男性ら5人に計約1億3千万円を貸し付け、計約3千万円の利息を違法に得た疑い。