12日、北西のち西の風が強く吹いた。県南の海上は前日のうねりが残り波が高かった。渡船業者は磯渡しを見合わせた所もあったようだ。また、船釣りも風が強く出船を見合わせた業者もあった。波止や岸壁も釣り物が少ないためか、あまり釣り人の姿は見られず目立った釣果も得られなかった。桜が咲くと桜ダイといわれるマダイが深場から浅場に産卵にくる乗っ込みも始まる。この時期は引きも弱くなり大型の魚も意外に簡単に取り込めることもある。自身の記録に残るような魚を狙ってみるのも面白いだろう。

 [磯]<大島>12日、水温14・5~15度。裏回りの桃オチで28~32・5センチのイサギ8匹。

 <兵庫・沼島>10日、水温13度。2番回りの磯で40センチ前後を主体に35~50センチのチヌ3~8匹。浅場のハエでも深場でも釣果が出だしたようだ。まだ餌取りも少なく釣りやすいようだが深く仕掛けを入れるとカンダイが食ってくることもある。

 [イカダ]<ウチノ海>11日、終日雨が降り肌寒かった。北寄りの風が少し強く吹き釣りづらかった。ヤカタでサヨリを狙った人が30センチ前後を50匹。別の人も同型を15匹。

 [波止]<高知・宇佐沖ノ一文字>12日、時折強い風が吹いた。早朝は気温が低く肌寒かった。前日のうねりが少し残って濁りもあった。餌木を投げ歩いた人が1・68キロのアオリイカ1匹。別の人も0・3~0・6キロを3匹。アジを餌に取り込みにはヤエンを使い0・5キロを2匹。フカセ釣りでは25~33センチのマダイ1~3匹。ガガネ狙いで探り歩いた人が12~25センチを30匹余り。中突堤では市販の加工沖アミとネリ餌を併用し51センチのマダイと43センチのチヌ、44センチのキビレを各1匹。イシゴカイを餌に投げた人が35センチのマダイ1匹と15センチのキス2匹。ミニワームでは15センチ前後の小サバが入れ食い。

 <高知・福島港>11日、北西の風が強く吹き雨も時折激しく降った。地の岸壁でアジを餌にウキ釣りで0・8キロのアオリイカ1匹。周辺でもアジを餌に取り込みにはヤエンを使い0・5キロ前後を1~3匹。また餌木でも同重量を1~2匹。

 <香川・引田>9日、消波ブロックで午前中サオを出した人が沖アミを餌に誘いをかけながらウキをゆっくり沈め30センチのチヌ1匹。同行の人も38センチを1匹。もう1人は55、60センチのボラ2匹。(県釣連盟報道部)