カフェテリアCostaの貝柱のコンビグラタン

写真を拡大 貝柱のコンビグラタン(1160円)ミニサラダつきで、取材日は木苺のドレッシングがかかっていた。

 「ジャムやドレッシング、ソースもぜんぶ手作りするんがウチのこだわりです」と静かに話すオーナーシェフの岡田勝さん(58・鳴門市出身)。母がオープンさせたこの店で18歳から厨房に立つ。ホテルでシェフを務めていた知人に洋食のいろはを学び、新メニューを次々に考案してきた。

 約25年前に登場してから着々とファンを増やしてきた「コンビグラタン」(1160円)もそのひとつ。「給食に出るシチューとコッペパンからヒントを得ました。一緒に食べれたらいいなって思って」とはにかむ。器型にした食パンの中に、深いコクが特徴的なカルピスバターを使ったベシャメルソース、後から辛さが追いかけてくるように仕上げたカレーが入った魅惑の一皿だ。ベシャメルソースの中の具材は貝柱(ホタテ)とエビから選べる。

 調理は10センチほどの厚さに切った食パンを器型にすることから始まるのだが、これがまた難しい。「底が破れないようにギリギリまで穴を掘っていく。ソースとカレーが混ざらないように中には仕切りも作る。飾り包丁を入れて両側に取手もつけるんよ。何回も失敗して、3年してやっとうまくできるようになった。自信を持てるようになったんは10年くらいしてやなあ」

 軽くトーストし、ソースとカレーを流し込んでいく。優しくミルクの風味がするグラナパダーノの粉チーズをふりかけてさらにオーブンへ。パンが外カリ中フワに焼けたら完成だ。ソースとカレーを混ぜながら食べてもいいし、交互にパンにつけながら食べるのもいい。

写真を拡大 店内のコンセプトは船の中。斜めの大きな窓はコックピットをイメージした特等席だ。晴れた日には小豆島が見えることも。

 一緒に注文したいのがフルーツミックスジュース(440円)。桃、ミカン、パインといった果物やカルピス、オレンジジュースなどをミキサーにかけ、一度冷凍させるのがポイントだ。注文が入ってから再度ミキサーにかけ、シャリッとした食感を出す。甘すぎずさっぱりとした味わいだ。

 「美味しいといってもらえるようにひと手間を大切にしてます」と岡田さん。瀬戸内海に面した最高のロケーションでゆったりと食事を楽しもう。

住所=徳島県鳴門市北灘町折野東地300-4
088-682-0141
営業時間=9:00~LO16:30
定休日=火曜(2月は最終月曜も休)

駐車場:あり
多機能トイレ:なし
Wi-Fi:なし
完全個室:なし
座敷席:なし
開店:1975年