地域に根差した仕事づくりを支援する徳島大学、徳島新聞社、県信用保証協会の連携事業「まちしごとファクトリー」の開催概要が固まった。3年目となる本年度は徳島大常三島キャンパスのフューチャーセンターを拠点に開き、徳島大の授業科目にも採用される。学生と、地域での起業を目指す一般市民が共に学ぶ場を提供し、地域の担い手としての意識を育んでいく。
   
 プログラムは、幅広い参加者を募って地域づくりの事例学習やアイデア出しを行う「研究室」と、創業希望者を対象にビジネスモデル作成から事業化までを支援する「実践塾」の2本立て。6月に始め、来年1月まで月1~2回のペースで開く。県内の産学官が開く事業プランコンテスト「とくしま創生アワード」とも連携し、応募者の支援に当たる。
 
 キックオフセミナーは6月3日午後1時半から、フューチャーセンターで開催。岡山県西粟倉村で地域資源を生かした新規事業や起業家の支援に取り組むエーゼロの牧大介社長、神山町で「地産地食」を推進するフードハブ・プロジェクトの真鍋太一支配人、白桃薫農場長、「まちしごとファクトリー」の立ち上げ時から企画運営に携わるオウライ(三好市池田町)の西崎健人社長をゲストに迎える。参加無料。
 
 各講座の申し込みは、5月の連休明けからまちしごとファクトリーのホームページ