7年ぶりにJ1で戦う徳島ヴォルティスは14日、2021年シーズンの新体制発表会を徳島市のアスティとくしまで開いた。例年は会場にファン・サポーターを招いているが、新型コロナウイルス感染予防のため、オンラインで実施。選手らは目標の「J1定着」に向けた決意を表明した。
新加入6人を含む33選手が参加。インタビューコーナーでは4人1組で計16人が登壇し、意気込みを語った。MF西谷は「J1で戦う今季もいい結果が得られるよう、みんなで頑張る」、川崎から新加入したFW宮代は「残留に向け、個人としてもチームとしても結果を出したい。泥くさく点を奪いにいく」と語った。
新型コロナウイルス感染拡大による外国人の新規入国規制で来日できていないダニエル・ポヤトス新監督は、動画によるメッセージで「難しいシーズンになることを理解しているが、全員が団結し、この挑戦を乗り越えていける力があることを確信している」と述べた。
5年連続で主将に選出されたMF岩尾憲(32)は「最後までファイティングポーズを取り続けるので、一緒に戦ってください」とファン・サポーターに呼び掛けた。副主将には、6年連続となるDF石井秀典(35)とGK長谷川徹(32)に加え、FW垣田裕暉(23)とMF岸本武流(23)を初めて選んだ。選手会長は2年連続でGK松澤香輝(28)が務める。
クラブの岸田一宏社長は「目標の『J1定着』に向け、(ファン・サポーターの)皆さんと共に進んでいきたい。熱い応援をお願いします」とあいさつ。ブラジル2部のクルゼイロから同国出身のDFカカ(21)が完全移籍で加入が内定したことを報告した。
徳島は27日にアウェーで大分との今季開幕戦に臨む。ホーム初戦は3月6日、鳴門ポカリスエットスタジアムで神戸と戦う。