氏名が読み上げられ、起立する入校生=阿南市富岡町の市商工業振興センター

 国内貨物の海上輸送を担う船員を養成する尾道海技大学校徳島阿南校の開校式が16日、徳島県阿南市富岡町の市商工業振興センターで開かれた。1期生となる県内外の18~47歳の男性12人が入校し、4カ月半にわたり座学や実習に取り組む。

 式には、表原立磨市長や大学校を誘致した市内の内航海運業者など官民でつくる「ふなどころ阿南まちづくり協議会」の関係者ら約60人が出席した。

 運営する一般財団法人尾道海技学院(広島県尾道市)の宗重好夫会長が「基幹産業の担い手として活躍できるよう、知識や技術を習得してほしい」とあいさつ。入校生は一人一人自己紹介し「互いに励まし合いながら全員で修了したい」などと抱負を語った。

 式終了後には早速、授業が始まった。4月末まで操船方法や海上法規などを学び、5、6月には実習船に乗り込む。その後、市内外の海運会社に就職して半年間の乗船勤務に従事すると、500トン未満の船舶で操船や貨物の積み降ろしができる6級海技士(航海)の免許を取得できる。

 西岡佳佑さん(27)=阿南市福村町=は「船は多くの人の命や荷物を預かるので、気を引き締めて学びたい」と話した。