県北部の中学校で昨年8月、男子生徒が水泳の授業中にプールに頭から飛び込んで頸髄損傷の大けがを負い、重い障害が残ったことが17日、分かった。事故当時、授業を担当していた男性教諭は「足からなら飛び込んでもよい」と指導していた。小中学校の学習指導要領では授業でのプールへの飛び込み指導を禁止している。学校は「頭からの飛び込みは禁止していたが、不適切な指導だった」としている。保護者から相談を受けた県警は業務上過失致傷の疑いで調べている。

 学校や教委によると、事故が起きたのは8月6日。プールサイドにいた男子生徒がプールに頭から飛び込み、底に頭を打ち付けた。水深は最も深い所で1・3メートルだった。生徒の様子がおかしいのに気付いた男性教諭がプールから引き揚げ、救急搬送した。

 校長は「学校の管理下で生徒に大けがを負わせてしまい、大変申し訳ない」と述べた。

 保護者によると、男子生徒は直前に、男性教諭にあらためて飛び込んでもいいか尋ね、男性教諭は黙認したと話している。学校側は「よく聞き取れなかった」としている。

 保護者は「このような事故が二度と起きないように再発防止策を考えてもらいたい」と話した。