95歳を迎え「笑って生きて」と話す寂聴さん=京都市

 15日に95歳を迎えた徳島市出身の作家で僧侶の瀬戸内寂聴さんが21日、京都市の寂庵で法話の会を開いた。「95年も生きると体にいろいろと不調が出てくるけれど、毎日笑って過ごしている。皆さんも笑って生きましょうね」などと語り、生き生きと暮らす心構えを説いた。

 今月5日に名誉住職を務める岩手県二戸市の天台寺で法話を行ったことや、数日前に小説を書くため徹夜したことを紹介。「70年、小説を書いて生きてこられた。95歳で徹夜して純文学を書くのはすごいでしょう」と話し、来場者約150人の笑いを誘った。

 若い頃離婚した際に手放した娘についても触れた。「最近よく娘が寂庵に来てくれるが、育ててくれた人が親であり、私が親というのはおこがましい。私は子どもを育てられなかったけれど、今離婚しようとする人は子どもを連れていってね」と呼び掛けた。