乃木坂46が2012年2月22日にファーストシングル「ぐるぐるカーテン」でメジャーデビューしたのを記念して毎年2月に開催している「バースデーライブ(バスラ)」が今年も23日に開かれるのを前に、満9歳の節目となる22日に前夜祭が配信で行われ、1期生から4期生までのメンバーが一堂に会して過去8回のバスラを映像で振り返りながら思い出を語り合った。

 前夜祭は全メンバーによる「ハッピーバースデー」の歌唱で幕開け。3期生の久保史緒里さんと4期生の田村真佑さんが進行役となり、13年の第1回から昨年の第8回までのバスラの映像を開催順に観賞しながらトークを繰り広げた。

 

 AKB48の公式ライバルグループとして結成され、不動のセンター生駒里奈さんを中心に1期生メンバーだけで開催した「1st YEAR BIRTHDAY LIVE」。当時について星野みなみさんは「15歳ぐらいで絶賛反抗期だったからアイドルとしての姿を家族に見られるのが恥ずかしくて、ライブのことを伝えなかった」と告白した。それでも、その状況を察したスタッフが機転を利かせて母親を招待したことから、家族は無事に観賞することができたという。

 

 「2nd YEAR BIRTHDAY LIVE」では2期生も加わり、横浜アリーナで全42曲を披露した。キャプテン秋元真夏さんは、学業のために休業していた自身が復帰したことに端を発して距離が生まれていた元メンバー西野七瀬さんとの間でライブ中に行われた劇的な「雪解け」の後に2人で初めて撮った写真を紹介し「ライブの直後に『写真撮ってもらっていいですか』っていう、ちょっと私がファンみたいな感じでお願いした」と振り返った。

 

 最低気温2度の西武ドームで7時間半にわたって開かれた「3rd YEAR BIRTHDAY LIVE」に関して生田絵梨花さんは、スタッフから衣装の防寒対策を打診された際に気合の入ったメンバーたちが拒否したことに納得がいかず、1人だけ300デニールの厚手のタイツを履いて出演した裏話を披露した。生田さんは「気付いていた人は少ないんじゃないかな」と話したものの、松村沙友理さんは「知っていたけど黙っていた」と明かした。

 

 「4th YEAR BIRTHDAY LIVE」は、東京オリンピック開催に向けて主要なコンサート会場が一斉に改修工事に入った「2016年問題」を受けて毎夏恒例の「真夏の全国ツアー」と併せて開催された。「裸足でSummer」で初センターを務め「座長」として臨んだ齋藤飛鳥さんは、両太ももが肉離れのような状態になってテーピングをして出演したことを明かし「キャプテンの桜井玲香ちゃんがいないことも多かった時期で、心身共に大変だった」と振り返った。 

 

 さいたまスーパーアリーナのスタジアムモードで、人気フロントメンバーとして活躍した1期生橋本奈々未さんの卒業コンサートを初日に開催し、3期生が初参加した「5th YEAR BIRTHDAY LIVE」。阪口珠美さんと久保さんは、共演機会の少なかった橋本さんに記念撮影をお願いしたところ快く引き受けてくれただけでなく「頑張ってね」と励まされたエピソードを、与田祐希さんと山下美月さんは緊張して号泣している3期生を先輩が勇気付けてくれたことを紹介し「メンバーの優しさに包まれた」などと感激を振り返った。

 

 「6th YEAR BIRTHDAY LIVE」は、レコード大賞受賞曲「シンクロニシティ」をヒントに明治神宮野球場と秩父宮ラグビー場の2会場でシンクロライブを開催し、3日間で18万人を動員した。高山一実さんは、2会場を自転車で移動する際に他のメンバーよりも早く準備ができたにもかかわらず「一番に会場に現れるのが自分というのはどうなんだろうと考えて時間調整に苦労し」たという「気遣いの人」高山さんならではのエピソードでメンバーの笑いを誘った。

 

 大阪ドームでグループのエースとして活躍した西野さんの卒業ライブを最終日に開き、4期生が初参加となった「7th YEAR BIRTHDAY LIVE」について、西野さんを敬愛していた与田さんは「七瀬さんは特別な存在で、ライブが近づくにつれて卒業を実感して、こんなに泣くことはないというくらい泣いていた」と振り返った。4期生でステージに臨んだ掛橋沙耶香さんは「どこまでも広がるサイリウムの海を見て、すてきな仲間たちと乃木坂に入ることができてよかったなと思った」と当時の感激を思い起こして大粒の涙を流した。

 

 「8th YEAR BIRTHDAY LIVE」では披露楽曲数が遂に200曲に到達し、キャプテン秋元さんの新体制でナゴヤドームで開催した。齊藤さんは、1、2期生が卒業する一方で、そのポジションに入って堂々とパフォーマンスする3、4期生の姿に刺激を受けたとして「後輩のことをすごく意識したライブで、3、4期生のこの人たちがこれからの乃木坂に必要な存在なんだなっていうのを実感した」と話し、かわいい後輩たちの成長とグループの行く末に期待を込めた。

 バスラは全曲披露をコンセプトとするグループ最強のコンテンツで、これまでに数多くの伝説を生み出してきた。前夜祭はそのバスラとグループの歴史を一気に振り返り、9回目のバスラへの期待を最大限にまで高める内容だったといえるだろう。今回は新型コロナウイルス対策で無観客生配信となるが、配信ならではの演出も含めて、23日からデビュー10周年目に突入する乃木坂46がまたどのような伝説を見せてくれるのか、ファンの期待は高まる一方だ。

■乃木坂46「9th YEAR BIRTHDAY LIVE」“前夜祭”セットリスト
 2021年2月22日(月)
 M1:きっかけ
 M2:設定温度
 M3:ぐるぐるカーテン

■乃木坂46「9th YEAR BIRTHDAY LIVE」(無観客・ライブ生配信)
 2021年2月23日(火・祝)15時開場 / 16時開演
 料金:特典付き視聴チケット5000円 / 一般視聴チケット3500円
 ※当日21時からリピート配信あり