徳島県が徳島市国府町の以西土地改良区に交番の排水費を違法に支払っているとして、石井町の無職男性(73)が排水費1万1500円を返還させるよう飯泉嘉門知事に求めた住民訴訟で、徳島地裁の島戸真裁判長は24日、男性の請求を棄却した。

 改良区の排水費徴収を巡っては、2019年に最高裁が「強制できない」との判断を示している。判決理由で島戸裁判長は、県が支払う必要性に疑問を示した一方、国府町で改良区が管理する水路に多くの住民が排水していると指摘し「県が住民と同様に締結した契約が無効とはいえない」とした。

 男性は「控訴を検討する」と話した。