臨時記者会見を行う仁井谷保健福祉部長(左)と坂東危機管理環境部副部長=28日午後4時半ごろ、徳島県庁

 徳島県とJR四国ホテルズは28日、徳島市の50代飲食業女性と、同市のJRホテルクレメント徳島内にある「ダイニングカフェクレメント」に勤める吉野川市の10代女性従業員が新型コロナウイルスに感染したと発表した。いずれも軽症。県内の感染者は累計452人となった。県内で感染者が確認されたのは2日ぶり。

 県によると、50代女性は23日からせきがあり、24日の営業中に37・5度の熱が出た。25日に医療機関に電話相談し、紹介された別の医療機関を受診。検査の結果、27日に陽性と判明した。

 経営する飲食店では検温や消毒、換気などの感染対策をしていた一方、席の間仕切りやマスクの着用は不十分でカラオケもしていた。県は「飛沫(ひまつ)のある環境にいた」とし、感染経路は調査中としている。濃厚接触者は利用客1人で、検査結果は陰性だった。

 10代女性はカフェのホールスタッフ。23日に鼻水が出て味覚や嗅覚がないため、25日に病院を受診した。重度の花粉症が疑われたが、念のために受けた検査で27日に陽性と分かった。

 県は、カフェではマスク着用や検温など必要な対策を取っていたとし、感染経路は調査中とした。濃厚接触者は家族4人と同僚5人で、既に全員の陰性を確認した。

 カフェは27、28両日の営業を休止して消毒した。3月1日から再開する。