小学1~3年の部最優秀賞の坂元悠真君=阿波市阿波町の林小

徳島新聞阿波っ子タイムズ 2020年11月3日付「海より青いシオマネキ」から

 新聞記事をテーマにした「第12回徳島県新聞感想文コンクール」(徳島新聞社主催)には、県内から1万7132点の応募があり、最優秀賞4点、優秀賞20点、優良賞40点、佳作98点、優秀学校賞6校が選ばれた。小学1~3年、小学4~6年、中学校、高校の各部門で最優秀賞に選ばれた4人に、記事を読んだ時の気付きを語ってもらった。 

生き物の記事に心引かれ

 「きれいなカニだなぁ」。昨年11月の「阿波っ子タイムズ」でシオマネキの子ガニを紹介する写真と記事を見た。鮮やかな青い色をした生き物が印象に残った。記事の感想とともに、生息場所に出掛けて感じた気持ちをつづった。

 記事には「希少種」「絶滅危惧」といった難しい言葉も並ぶ。家で母と一緒に記事を読み、意味を教えてもらった。珍しい種類で、いなくなってしまう恐れのあるシオマネキ。生息する吉野川河口干潟では環境保護に取り組んでいる人がいることも知った。

 3歳上の兄が阿波っ子タイムズを読んでいたので、目を通すようになった。大好きな生き物の記事があればわくわくする。日記には家で飼育しているカメやウーパールーパーのほか、祖父と出掛けて目撃したトビやイノシシなど生き物の話題が多い。

 家族で吉野川河口干潟を訪れた。地面に大小の穴はあったが、シオマネキの姿はなかった。散乱したお菓子の袋や空き缶が気になり、ごみのせいで追い出されたのかもと心配する。「いろんな生き物がいてくれたら楽しい」。生息場所を守るため、観察に再挑戦するときは、ごみを拾って環境を守るため力になるつもりだ。 

うみより青いシオマネキ

 「きれいなカニだなぁ。」しんぶんのしゃしんを見てそうおもいました。「きしょうしゅなんだって。」とおかあさんがいいました。ぼくは、「きしょうしゅ」がなにかしりませんでしたが、めずらしいしゅるいだとおしえてもらいました。とくしましのよしの川かこうひがたには、青いシオマネキがすんでいて、八月からこめつぶぐらいの子ガニがあらわれたみたいです。ぼくも小さな子ガニを見つけたいなとおもいました。

 ぼくは、このめずらしい青いシオマネキを見たくなって、ふゆ休みによしの川かこうひがたへつれていってもらいました。「ふゆだからいきものはいないかもね。」といわれたけど、ぜったい見つけようとおもいました。ひがたは、あしという草がたくさんはえていて、小さなあなや大きなあながじめんいっぱいにあいていました。あなのおくには、シオマネキがかくれていそうでした。でも、つめたいかぜがびゅうびゅうふいていたので、さむくて出てこれなかったのかもしれません。

 それでもしばらく見ていると、あきかんやおかしのふくろがおちているのに気がつきました。青いシオマネキがぜつめつきぐしゅにされているのは、すんでいるところがゴミできたなくなっておい出されてしまったからかもしれないとおもいました。よしの川かこうひがたは、「とくしましぜんかんさつのかい」がいきもののすみかをまもろうとしています。きれいで、えさがたくさんあって、しぜんいっぱいのひがたなら、すみやすそうです。

 おにいちゃんが、なつにきたときには、トビハゼやアシハラガニがいたそうです。はるになったら、ハゼつりにもう一どこようと、やくそくしました。そのときには、ぼくもゴミひろいをしようとおもいます。うみより青いシオマネキにもあえますように。