庄野代表らが役員に選出された国民民主党徳島県連設立大会=徳島市の阿波観光ホテル

 希望、民進両党が合流して結成された国民民主党の徳島県連設立大会が20日、徳島市の阿波観光ホテルであった。旧民進党員や支持団体の関係者らが出席し、民進県連から国民県連への移行を確認。庄野昌彦代表と黒﨑章幹事長が引き続き務める役員人事を決めた。

 庄野代表は「ゼロからのスタート。無党派層や労働者の支援を頂ける政党を目指し頑張っていきたい」とあいさつ。立憲民主党の県内組織発足の動きがあることにも触れ、「友党と思っている。暴走する安倍政権をストップさせるためにも連携して声を上げていきたい」と述べた。

 最大の支持組織である連合徳島の森本佳広会長は「地方組織の強化、地方議員の増大が課題。県連の今後の活動に最大限協力する」と激励した。

 2018年の活動・財政方針では衆院徳島1、2区それぞれに総支部を設けることを確認。1区総支部代表に庄野氏、2区代表に黒﨑氏が就き、国会議員や地方議員の候補者発掘などに取り組む。

 この日は会場に用意した50席が埋まらず、空席も目立った。県連法律顧問の木村清志弁護士はあいさつの中で「出席者の少ない厳しい門出となったが、力強くスタートしたい」と呼び掛けた。

 大会終了後、党本部の古川元久幹事長が講演し、「自公政権に変わる枠組みを示し、国民から選ばれる状況をつくっていきたい。地方から政権交代ののろしを上げたい」と述べた。