国民民主党の古川元久幹事長は20日、徳島市のホテルで徳島新聞の単独取材に応じ、来年夏の参院選について「野党で一本化し、勝てる候補を選ぶ」と述べ、徳島・高知選挙区でも野党候補の一本化を目指す考えを明らかにした。合区については「参院の在り方を見直してから解消すべきだ」とした。
―支持拡大にどう取り組むか。
穏健保守からリベラルまでを包含する改革中道政党として、もう一度、政権交代可能な状況をつくりたい。支持率は低いが、衆参が一体となって存在感を出し、自分たちの考え方を地道に訴えていく形で、支持拡大に取り組む。
―立憲民主党など他の野党との共闘は。
かつての同志が分かれているのは残念だ。それぞれの立場で訴え掛けて支持を広げていく。その相乗効果によって政権交代を目指したい。
―来夏の参院選での候補者擁立は。
野党で候補者を一本化することは言うまでもない。ただ、2年前の参院選で徳島・高知は候補者を野党で一本化したが勝てなかった。どうすれば勝てるのかをしっかり分析し、勝てる候補者を選びたい。
―合区については。
参院の役割を見直す中で合区を解消する方向に動くべきであって、そうなっていない今の状況では合区はやむを得ないのではないか。まずは徳島、高知の両県連で候補者の協議を始めてほしい。