一列に並んで打撃練習をする鳴門の選手

 昨年まで5連覇したチームのような絶対的エースはいない。外野の頭を越す長打も多くはないが、厳しい練習で鍛えられた選手たちの地力は高く、攻守に隙はない。森脇監督は「連覇は気にせず、一戦一戦しっかり戦う」と表情を引き締める。

 エース左腕の数藤は130キロ前後の直球と切れのいいスライダーが武器。立ち上がりを難なくこなし、ペースをつかめれば優位に立てる。低めを丁寧につく2年の石ケ谷のほか、力のある1年の西野、竹内を含めた継投を視野に総力戦で相手打線を抑える。バックの守りは安定している。

 攻撃面では、外野手の間を抜き二塁打になる打球をテーマに練習。大振りせず、粘り強く食らいつく打撃ができるようになってきた。ミートがうまい1年の浦や冨士主将ら上位が打てば波に乗る。4、5番の佐藤、胡桃がつないで、春以降4割2分と当たっている6番中妻に回したい。

 ―冨士佳資主将―

 守りには自信があるので、確実にアウトを取ってリズムをつくる。攻撃では一球に集中して少ないチャンスをものにし、相手の得点を上回りたい。