例年7、8月に吉野川南岸グラウンドで開催されていたこども野球のつどい。今年から県学童選手権大会と一本化されることが決まった=2019年7月、徳島市内

 県内最大級の小学生球児の祭典「徳島新聞社こども野球のつどい」(県軟式野球連盟、県スポーツ少年団、徳島新聞社主催)は、例年7、8月の開催時期を次回の第62回大会から4、5月に変更する。熱中症対策や保護者の負担軽減の観点から日程や会場を改める。また、県軟野連主催の県学童軟式野球選手権大会と統合し、優勝・準優勝チームは全国大会への道が開かれる。

 第62回大会は、4月18日から5月23日まで土日祝日の延べ8日間、鳴門オロナミンC球場や阿波市民球場など県内各地で開く。101チームが参加予定で、4月2日に組み合わせが決まる。統合した県学童選手権が全国スポーツ少年団軟式野球交流大会(8月、沖縄)の県予選を兼ねているため、上位2チームは県代表として交流大会の四国予選(6月26・27日、阿波市)に出場する。

 大会はこれまで主に7月の夏休み期間中に開催してきた。しかし日程が過密な上、炎天下で試合を重ねる選手たちが熱中症になる恐れが指摘されていたほか、平日も試合があるために送迎する保護者らの負担軽減が課題になっていた。

 昨年は新型コロナウイルスの影響で9、10月に延期。試合日は土日祝日だけで、期間は1カ月以上に拡大した。選手は十分休養でき、保護者からも「送迎で仕事を休まずに済む」と歓迎された。このため、県軟野連など主催3者は大会の運営方式を再検討。開催時期を前倒しし、全国大会にもつながる県学童選手権と一本化することを決めた。

 大会は1960年に始まった県内で最も歴史の長い少年野球大会。高円宮杯県大会、県学童選手権と並んで県内3大大会と位置付けられ、最盛期は200を超すチームが参加した。プロ野球元巨人の水野雄仁氏や元ロッテの里崎智也氏、元メジャーリーガーの川上憲伸氏ら著名な一流選手たちも多く出場している。

 県軟野連の十川佳久理事長は「『つどい』は県内の野球文化の1丁目1番地であり、今後もずっと続くよう願っている」と話している。