阿波踊りを楽しむ舞きょう連の連員ら=徳島市新町橋1

 新型コロナウイルスの流行で阿波踊りの開催が今夏も不透明になる中、徳島市中心部の一部国道を演舞場に見立てた踊りイベント「阿波MATSURI」が14日、同市新町橋1であり、観客や踊り手ら約3600人が有料演舞場外での感染対策を確認した。

 国道438号の約100メートルを車両通行止めにしてU字型の演舞用通路を設け、舞きょう連(北島町)など踊り連3連が出演した。マスクを着けた連員は周囲との間隔を保ちながら、元気いっぱいに流し踊りを繰り広げた。観客が踊りの輪に加わる「にわか連」が登場すると、熱気は一段と高まった。

 観客数を抑制し検温や消毒などの対策が施された会場には25の飲食店ブースが並び、家族連れや若者らは祭りの雰囲気を味わった。

 市内の居酒屋やバーなどの経営者らでつくる市飲食店コロナ対策協議委員会が、交通規制など有料演舞場外での対策を検証し、踊り開催への機運を高めようと企画した。中谷吉範委員長(34)は「ほぼ全員がマスクを着け、15分以上密集になることもなかった」と振り返った。目標とする踊りの定期開催に向けては、「毎月でも開いてほしいとの声を多くもらい、力になった。地域を巻き込んだイベントにできればいい」と話した。