藤井さん(左)から作品の寄贈を受ける川端校長=吉野川市山川町の高越小

 徳島県吉野川市山川町町の藤井瑞雲(本名・吉信)さん(76)が、近くの高越小学校に絵を贈った。

 作品は「井戸」。縦130・3センチ、横193・9センチに、つるぎ町貞光の旧永井家庄屋屋敷の井戸や建物を墨で描いた。2016年の日本南画院展で読売新聞大阪本社賞に選ばれている。

 藤井さんは約40年前から日本画や南画を描いている。長年、ボランティアで子どもの健全育成活動にも携わっており、今年で活動を始めて50年を迎えるのを機に、学校に寄贈を申し出た。

 絵は校舎の玄関近くのメディアルームに飾られた。藤井さんは「井戸は今の生活に使われておらず、昔のことを学ぶきっかけになれば。多くの子どもに見てもらえたらうれしい」と話した。高越小の川端通俊校長は「子どもたちが本物の絵に触れられる機会が少ないのでありがたい」と感謝した。