美馬市パークゴルフガイドクラブのメンバー(右)とラウンドする生徒=同市美馬町の吉野川河畔ふれあい広場パークゴルフ場

 徳島県西部の観光振興に取り組む一般社団法人「そらの郷」は、県内外の中学・高校生が修学旅行で訪れた際の新たな体験メニューとして、パークゴルフを取り入れる。県西部で競技人口が多く、頻繁に大会が行われている点に着目。生徒に自然の中で高齢者と触れ合ってもらう。県内の生徒をモデルに試行してメニューをつくり、来年度の実施を目指す。

 日本パークゴルフ協会によると、県内では美馬市とつるぎ、藍住両町の協会が加盟。2020年4月1日時点で美馬市103人、つるぎ町100人、藍住町64人の協会員がおり、県西部での競技が盛んだ。

 そらの郷は修学旅行誘致を進めており、現在は農家民泊、世界農業遺産に認定されている急傾斜地農法の体験のほか、ラフティング、カヌー、カヤックなどのメニューがある。選択肢を増やそうと、パークゴルフの体験メニュー化に乗り出した。

 具体的なメニューを検討するため、県内の生徒に試行してもらうことにした。そらの郷の職員が徳島科技高校ラグビー部のコーチを務めていた縁で、同校ラグビー部の部員やマネジャー19人が2月27日、美馬市美馬町の吉野川河畔ふれあい広場パークゴルフ場でプレー。市パークゴルフガイドクラブ会員10人の手ほどきを受けながらコースを回った。

 クラブの振り方などに戸惑っていた部員らも、ガイドの指導で徐々に上達。カップにボールが吸い込まれると「やったー」と一緒に喜んでいた。

 2年坂東叶夢主将(17)は「ガイドさんが話しやすく、声を掛けてくれて楽しかった」。そらの郷の松浦英人課長は「マスクをして回るなど、コロナ対策をしながらコミュニケーションがしっかりと取れた」と手応えを感じていた。

 吉野川河畔ふれあい広場を利用した体験メニューとして営業活動をするとともに、受け入れ体制を充実するため研修を続ける。