卒業証書を受け取る卒業生=16日午前10時10分ごろ、阿波市の柿原小

 徳島県内公立小学校のトップを切って16日、阿波市や板野郡5町など3市8町の43校で卒業式があった。新型コロナウイルスの感染予防を徹底する中、卒業生は6年間の思い出が詰まった母校に別れを告げた。

 阿波市吉野町の柿原小では、卒業生27人のほか、5年生や保護者、教職員ら計60人が出席。受付の検温や窓を開けて換気したほか、全員がマスクを着けて式に臨んだ。卒業生と在校生が感謝や決意を伝え合う「別れの言葉」は取りやめた。

 卒業生は一人ずつ名前が呼ばれ、卒業証書を受け取った。岡田志麻校長は「思い通りにならないこともあったが心を一つに力を合わせて乗り切ってきた。困難なことにも努力を惜しまず、粘り強く新しい時代を築いてほしい」とあいさつした。

 国歌や校歌はマスクを着けたまま斉唱。1~4年生76人は、ライブ配信される映像を教室で見ながら一緒に歌った。地面(ちめん)咲来さん(12)は「臨時休校中だった昨年度は先輩を見送れず寂しかったけど、今年は在校生に見守られながら無事に式ができたので良かった」と感謝した。

 このほか、鳴門、阿南、石井など11市町の70校が17日、徳島、小松島、東みよしなど5市町村の48校が18日に開く。