練習試合で球審を務める県高野連の審判員(左)。審判の確保が難しくなっている=9日、JAアグリあなんスタジアム

 徳島県高野連が審判員の確保に頭を悩ませている。審判員は勤め人が多く、平日に行われる試合で人数をそろえるのが難しくなってきた。20日に開幕する県高校野球春季大会では、例年よりも平日開催を減らす一方、土日曜の試合日を増やす日程を採用。新たななり手を増やそうと、高野連審判部はチラシを配って入部を呼び掛ける。

 県高野連によると、現在の審判部員は26人いる。60代の3人以外は20~50代で、ほとんどが会社員や公務員だ。人数はここ数十年で見ると大きく変わっていないが、平日に有給休暇を取得して審判を担える人が年々減っている。松浦理夫審判部長は「昔は審判をするため休みを取ることに職場もおおらかだったが、社会環境が変わり難しくなってきた」と言う。

 1試合に必要な審判員は、球審と塁審3人の計4人。一日3試合ある日は、1人が2試合を担当したとしても、1会場で6人が必要となる。20日からの県春季大会は平日の人員確保が厳しいため、中止となった昨年よりも6試合多い19試合を土日祝日に組んだ。

 県高野連は、審判員のなり手を増やし裾野を広げれば、平日に担当できる人も増えると見込み、募集チラシ2千枚を作った。県春季大会の来場者などに広く配る。

 男女や野球経験の有無は問わないが、ユニホームやプロテクターは自前で用意する必要がある。講習を受け、練習試合で経験を積みながらスキルを高めていく。松浦審判部長は「やる気があれば問題ない。入部してほしい」と呼び掛けている。

 問い合わせは審判部事務局<電090(5917)9693>。