商品化されたミツマタ入りの石けん

 紙幣の原料となるミツマタの加工、販売を手掛ける「Nepari(ネパリ)」(三好市池田町)が、ミツマタの活性炭を配合したせっけんを作った。自社サイトなどで販売している。

 昨夏に開発したミツマタの活性炭「すうもん」のパウダーや柿渋エキスを配合し、脱臭力や保湿力を高めた。活性炭は毛穴の汚れを吸着する力が強く、皮脂量が多い男性を主なターゲットとした。

 ミツマタの活性炭は足の臭いの元となる脂肪酸「イソ吉草酸(きっそうさん)」を脱臭する能力が備長炭に比べて13倍、加齢臭の主成分であるノネナールでは10倍の効果があるとされる。

 1個100グラムで税別1200円。自社サイトのほか、インターネット通販のアマゾン、徳島阿波おどり空港で販売している。

 今村明人代表取締役は「お金の原料を使っているユニークさをPRし、幅広い世代に売り込んでいきたい」と話している。