小学生によるプログラミング作品コンクール「徳島県小学生プログラミング大会」(徳島新聞社主催)の入賞作品が決まった。「もっと好きになる わたしたちのまち」をテーマに、ゲームやアニメーションなど22件が集まり、グランプリと準グランプリ、奨励賞の計9件が選ばれた。グランプリ1人と準グランプリ2人の作品に込めた思いを紹介する。

グランプリ「未来の学校」に希望託し 須崎有哉君(富岡小3年)

 あったらいいなと思う未来の学校を、ブロックを組み合わせて造形物を作るソフト「マインクラフト」で完成させた。制作にかけた期間は、およそ3カ月。グランプリ受賞と全国大会出場の朗報に「これまで作った中で一番大きい作品を、全国の人に見てほしい」と笑顔を見せる。

 校舎に加えて農場や美術館、駅、学生寮といったさまざまな施設を併設し、学校を町に見立てた。リサイクル施設や太陽光発電施設を取り入れ、地球環境に配慮しているのが特徴。夏休みに参加したマインクラフトに関するイベントで、持続可能な開発目標(SDGs)について学んだことをきっかけに、「みんなが安心して仲良く過ごせる学校にしたい」と組み込んだ。

プログラミングの魅力を語る須崎君=阿南市文化会館

 約1カ月は情報収集や下準備に充て、海外の学校の写真をインターネットで調べたり、アイデアをノートにまとめたりした。壁や扉が少ない開放的な北欧の校舎を参考にし、マーク(校章)は「未来を明るくしたい」という思いから太陽をモチーフに考えた。「電車は太陽光エネルギーで動かそう」と想像を膨らませながら進めた。

 阿波踊りや藍染も取り入れ、地域色を演出する。エレベーターのプログラムなど、思い通りに動かない部分もあったものの、攻略本や解説動画を見ながら試行錯誤した。できた瞬間は「テストで100点を取ったくらいうれしかった」と振り返る。

 マインクラフトを始めたのは6歳の時。好きな理由は「正解がなくて自由。思うままに自分の世界を作れるから」。失敗を乗り越えて完成した時の達成感も魅力だと言う。さらに技術を高めながら、作りたいものを自分なりに表現していく。