アメリカンフットボールの定期戦での悪質な反則行為で、関西学院大の選手を負傷させた日本大の宮川泰介選手(20)が22日、東京都内で記者会見し、危険なタックルについて内田正人前監督(19日付で辞任届受理)とコーチの指示に従って行ったと説明した。会見の冒頭では関学大の選手らに対し「深く反省しております」と謝罪した。
宮川選手は悪質な反則をした理由について「監督、コーチからの指示を自分で判断できなかった弱さ」と釈明。定期戦前日の5日にコーチを通じ、内田前監督から「相手のクオーターバックを1プレー目でつぶせば(試合に)出してやる」と伝えられたと説明した。「つぶせ」の指示について「けがをさせろという意味」で捉えたと語った。