児童が応援メッセージを書いたこいのぼり=三好市山城町の下名小

 「新しい未来へふみ出そう」「いつかは笑顔の花がさくよ!」。東日本大震災の被災地への応援メッセージが書き込まれたこいのぼりが、22日から徳島県三好市山城町西宇の大歩危峡にたなびく。被災地への変わらない思いを伝えようと観光施設「大歩危峡まんなか」が企画し、地元の小学生がつづった。

 施設の敷地内には岩手県奥州市出身の政治家、後藤新平が渓谷美を詠んだ石碑があり、震災以前から奥州市の後藤新平記念館と交流があった。その縁で施設は2011年、こいのぼりと義援金を記念館に送った。

 震災から10年を機に、大歩危峡に毎年設置される名物のこいのぼりでメッセージを掲げようと企画。近くの下名小学校に協力を呼び掛け、18日に1~5年生6人が応援メッセージを記入した。

 記入前、児童代表は「東北の皆さんに心を込めたこいのぼりを作って贈りましょう」とあいさつ。長さ約5メートルの無地のこいのぼりに「ともに新たなる未来へ進もう」「みんなを笑顔にしたい」などと書き込んだ。5年生の松原玉海さん(11)は「被災地の人が元気を出せるような言葉を選んだ」と話した。

 メッセージを書いたこいのぼりは大歩危峡に飾った後、4月ごろ送る予定。施設ではブースを設け、来館者にもこいのぼりに寄せ書きをしてもらう。