サッカーJ1の徳島ヴォルティスは21日、鳴門ポカリスエットスタジアムで横浜FCと対戦し、2-1で競り勝って今季初白星を挙げた。前回J1で戦った7年前はホームで一度も勝てなかった徳島にとっては歴史的な勝利となった。通算成績は1勝2分け3敗の勝ち点5。
1-1で迎えた後半28分、MF渡井理己からのスルーパスを受けたFW宮代大聖が左足で流し込み、決勝点を奪った。
後方からボールをつないで攻撃を組み立てる両チームの戦いは、前半立ち上がりから互いにプレスをかけながらボールの取りどころをうかがう展開。徐々にプレスの強度を高めてボールを保持した徳島は42分、右サイドからのクロスにMF藤原志龍が飛び込むと、相手MFに当たってゴールイン。幸先良く先制した。
風上に立った後半も渡井のスルーパスなどでチャンスをつくり、優位に試合を進めた。ところが13分、右CKを相手DFに頭で合わされ同点に追い付かれた。その後、交代カードを切ってこぼれ球を拾い攻勢をかける中、宮代の決勝点が生まれた。終盤は中央エリアをしっかり固めて横浜FCの攻撃を封じ、初勝利につなげた。
徳島 2-1 横浜FC
前 1-0
後 1-1
【得点者】徳島=オウンゴール(前半42分)宮代(後半28分)
横浜FC=袴田(後半13分)