山の斜面をピンクに染めている勝浦雛桜=勝浦町三渓

 徳島県勝浦町三渓の稼勢山で、県内初の桜の新種として2019年認定された「勝浦雛(ひな)桜」が満開を迎えた。今月末まで楽しめるという。

 勝浦雛桜は、ヤマザクラとエドヒガンザクラが交配した雑種が、さらにヤマザクラと数回交配して生まれたとされる。ピンクの花が約3センチとソメイヨシノよりも少し大きく、ふっくらしている。

 同町の定作義宏さん(74)が約40年前にミカン園に植樹し世話をしてきた。カワズザクラやヒガンザクラなど約100本が植えられた山の斜面の勝浦雛桜60本が咲き競っている。

 近所の人たちにとっては、弁当を持って見物するのが毎年の楽しみ。「ここから桜越しに見る町の眺めは最高」と話す笑顔が輝いていた。