野地学長から学位記を受け取る卒業生=23日午前10時10分ごろ、徳島市のアスティとくしま

 徳島大の卒業式と修了式が23日、徳島市のアスティとくしまであった。新型コロナウイルス感染対策で出席者が制限される中、7学部と大学院の計1765人が希望を胸にキャンパスを巣立った。

 卒業生と修了生、送辞を読む在学生、大学役員ら28人が出席し、野地澄晴学長が代表8人に学位記を渡した。式辞では新型コロナの影響に触れ「予想していなかった困難に直面した時、さまざまな角度や立場から問題解決にアプローチしてくれると期待している。失敗を恐れず、これから先の未来を自ら創造してほしい」と激励した。

 収録された大学交響楽団の演奏や教職員のビデオメッセージなども流された。式の模様は、参加できない卒業生や保護者らに向けてライブ配信された。

 4月から出身の兵庫県で医師として働く医学部医学科の小丸貴生さん(27)は「出席者は制限されたが、心のこもった式だった。今後はコロナの収束に向けて何かできる形で力になりたい」と話した。

 7学部の卒業生は1290人で、内訳は総合科178人、医281人、歯52人、薬80人、工26人、理工572人、生物資源産業101人。博士前期課程は424人、博士後期課程は51人。出席していない卒業生と修了生の学位記は郵送などで届ける。