関西地区在住の徳島市立高卒業者が世代を超えて交流する同窓会関西支部。昨年2月の総会で、会員間の連絡調整などの実務を担う事務局長に就いた。「徳島と関西とを結ぶパイプ役として会の活性化に努めたい」と意気込む。

 こまごまとした事務作業を抱える役職だけに、仕事との両立は骨が折れる。生来の世話好きかと思いきや「在学中は勉強でも部活でも目立たない生徒で、世話役なんてもってのほか。友人や家族にすれば、とても信じられないと思われている」とはにかむ。

 高校、専門学校卒業後は徳島県内の企業で働いたものの、視野を広げキャリアアップを図りたいとの思いに駆られ、38歳の時に大阪へ出て営業職に。飛び込みで訪れた徳島県大阪本部で出会った県職員が市高出身者だったことから、会話が弾むうちに同窓会に誘われた。総会当日、若者による活性化を目指す役員らの推薦を受け、そのまま事務局長に就くことが決まった。

 「徳島にいた頃は同窓会に参加したことすらなかった。一つのきっかけで生活が一変した」。現在は会員への連絡や年1回の総会の準備に奔走するほか、大阪近郊の県人会へ足を運び、会運営のヒントを学んでいる。

 課題は会員確保だ。関西支部は結成9年目と比較的歴史が浅く、会員も約50人にとどまる。60歳以上が約半数を占め、若者の参加は少ない。

 「仕事や家事をしながら同窓会に参加するのは面倒だし、そもそも情報が届いていないように思う」と分析。会員制交流サイト(SNS)やメールなどを活用し、情報発信力の強化を検討している。

 「関西支部が発展すれば、関西で暮らす市高卒業者のよりどころになると思う。本校や関東にある支部とも協力しながら、会を盛り上げていきたい」と笑顔を浮かべた。

 おおがい・まゆみ 徳島市出身。徳島市立高、専門学校穴吹カレッジ卒。徳島市内の会計事務所勤務などを経て2010年11月に大阪へ。徳島県人会近畿連合会の若者でつくる「しらさぎ会」理事などを務める。大阪市在住、44歳。