【左】松永勉さん【右】龍木秀子さん

 徳島県文化振興財団は23日、芸術文化の振興に貢献した個人を顕彰する第13回とくしま芸術文化賞に、県美術家協会長で彫刻家の松永勉さん(72)=徳島市上助任町三本松=と、県手工芸協会理事でパッチワークキルト作家の龍木(りゅうき)秀子さん(76)=同市末広1=を選んだと発表した。今後一層の活躍が期待される「奨励賞」は3人に贈る。

 松永さんは数々の彫刻コンクールで受賞経験があり、米サギノー市美術館で個展を開くなど、国内外で活躍。徳島彫刻集団の代表も務め、環境と作品の個性を調和させた「野外彫刻展」を通じて彫刻の魅力を発信している。

 龍木さんは1980年代からパッチワークキルトの制作と指導に取り組み、「キルトスクエア徳島」の代表などを務める。海外のコンクールで複数の受賞歴があるほか、日展工芸部門で8度入選し、2020年から日展会友となっている。

 奨励賞に選ばれたのは▽書道家の天羽汕景(さんけい)さん(43)=阿南市見能林町青木▽ピアニストの山本貴子さん(49)=徳島市万代町5▽押し花アート作家の吉野由紀さん(71)=同市川内町上別宮南。

 天羽さんはデジタル技術など新たな手法による作品制作に取り組む。山本さんは学校でコンサートを開くなど、地域への芸術文化普及に尽力。吉野さんは県美術展で08年から毎年入賞し、体験会なども開いている。

 贈呈式は30日に徳島市のあわぎんホールで開かれる。