女子高校生への暴行罪と、助けに入った男性への傷害罪に問われた徳島市の県立中央病院事務局職員の男(36)の判決公判が23日、徳島地裁であり、増田慧裁判官は懲役10月、執行猶予3年(求刑懲役10月)を言い渡した。

 増田裁判官は判決理由で「被害者の供述は具体的で迫真性に富んでおり内容も自然。被告は合理的な理由なく供述を変遷させている」と指摘。弁護側の「被告は先に女子高校生から暴行を受けており、正当防衛が成立する」とした主張を退けた。

 駐車場で遊んでいた女子高校生らを被告が注意したのがトラブルの原因になったとする主張には「注意する言葉として『かわいい子』は不自然。動機や経緯は判然としないが、酌むべき事情は見当たらない」と述べた。

 判決によると、男は昨年6月2日午後10時ごろ、徳島市内の路上で女子高校生の右腕と髪をつかみ、約5分後には助けに入った男性の顔を拳で殴って約7日間のけがを負わせた。