記者会見を行う飯泉嘉門県知事=25日午後5時ごろ、県庁

 徳島県は25日、10歳未満から80代までの男女19人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。このうち14人は、23日に職員2人の感染が分かった「南海病院」(鳴門市)の入院患者と職員。県は県内13例目のクラスター(感染者集団)が発生したと認定した。

 南海病院関連の感染者は入院中の60~80代の男女10人と、20~60代の職員の男女4人。23日に感染が分かった男性職員の50代の妻も陽性と分かった。妻は「鳴門山上病院」(同市)に勤める医療従事者で、県は山上病院の職員と入院患者計234人にPCR検査を実施している。山上病院は外来診療と入院の受け入れを停止した。

 クラスターが2病院にまたがったのを受け、県は入院を受け入れている鳴門市内の他の病院職員が希望すればPCR検査を行う。14医療機関の約1600人が対象となる。

 23日にクラスター発生が認定された会社の関係者3人の陽性も判明した。3人は▽20代男性社員▽23日に陽性と分かった60代女性社員の60代夫▽女性の孫の10歳未満の男児。この会社に関連するクラスターの規模は13人となった。

 このほか、徳島市職員の20代男性の感染が確認された。市によると、経済部に所属し、デスクワークが中心という。22、23両日に出勤し、仕切り板を置くなど感染対策を講じた上で市民数人に応対した。市は24日、職場の机などを消毒した。

 県によると、全員軽症か無症状という。感染者19人は、1日の確認数としては過去3番目に多い。県内の感染者は累計498人となった。