データベースの説明をする太田教授=徳島市の徳島大常三島キャンパス

 徳島県内企業への就職率向上や企業とのミスマッチ解消に向け、徳島大は授業内容を紹介し、企業が履修を勧める授業などを掲載できる情報サイト「教育情報データベースシステム」(EIDB)を開発した。学生は企業の考えを確認し、履修計画に役立てる。

 EIDBでは、企業は授業一覧から各授業の概要や目的、講義資料、テスト内容などを確認。自社の求める知識や技能、教育内容への要望を記入できる。プロフィルページを作り、自社ロゴやPR文、部署ごとの求める人材や学生へのメッセージを掲載したり、入社後に必要なスキルや知識について学べる授業を、「勧める」または「強く勧める」授業として設定したりもできる。

 学生は登録企業の情報を見て就職を意識した学習に取り組めるほか、教員は企業の意見を参考に教育プログラムの開発などにつなげる。

 2019年度に理工学部を対象に試行を始め、21年度から本格運用を始める。理工学部は学生の7割以上が県外出身者で、県外企業からの求人も多く県内での定着は少ないためデータベースを作った。今後は他学部での利用も検討する。

 開発を担当した社会産業理工学研究部の太田光浩教授(54)は「地元企業を知れば、働いてみたいという学生も出てくると思う。行政などと一体となって、地方の発展につなげたい」と話した。利用料無料。システム利用などの問い合わせは、理工学部EIDB担当<st_senmon@tokushima-u.ac.jp>