大分戦でのカップ戦初勝利に向け、ボールトレーニングに励む徳島の選手=徳島スポーツビレッジ

 サッカーJ1の徳島ヴォルティスは27日午後2時から、鳴門ポカリスエットスタジアムでYBCルヴァン・カップ1次リーグ第2節の大分戦に臨む。リーグ戦では前節の横浜FC戦でクラブ初のJ1ホーム戦勝利を挙げ、「残留」に向けて大きな一歩を踏み出した。一息ついたのもつかの間、選手たちは7年前には1分け5敗と未勝利のまま予選敗退となったカップ戦での初勝利へ闘志満々。開幕戦で引き分けた大分を迎え撃ち、さらに新たな歴史をつくる。

 開幕戦から中2、3日で続いてきた7連戦を前節で終え、1日のオフを挟んだ選手たちは少しリフレッシュした様子。24日にオンラインでミーティングを行ったポヤトス監督からは「進めてきたことが形になった。よくやってくれた」と初勝利をねぎらう言葉があったという。25日は板野町の徳島スポーツビレッジでトレーニングを行い、パス練習では体の向きや、顔を上げて一つ奥にいる選手を見ることを意識した。

 前々節の横浜M戦の直前に発熱し、ここ2試合はベンチから外れたMF藤田譲は「初勝利のピッチに自分がいなかったのは残念だが、まずはチームが勝てて良かった」。24日まで3日間、千葉県で行われたU―20(20歳以下)日本代表候補キャンプから帰ってきたばかりにもかかわらず、元気よくボールを追い、球際の鋭さを発揮していた。

 大分のルヴァン・カップ初戦は1―3で神戸に逆転負け。リーグ戦は1勝2分け2敗(1試合未消化)で1勝2分け3敗の徳島と勝ち点5で並んでいる。開幕戦の前半は徳島が押し込んで先制したものの、後半は昨季までやっていた3バックに戻した大分にペースをつかまれ、追い付かれた。

 徳島同様にボールを保持して主導権を握る大分に対し、甲本ヘッドコーチ(HC)は「少しずつやり方を変えてきている印象。相手の持ち味であるサイドからのクロスにしっかり対応したい。そのためには自分たちがより長くボールを持って相手の攻撃の時間を減らすことが大切」と話した。

 DF石井は「カップ戦とリーグ戦に大きな違いを感じていないが、初戦はFC東京に負けているので今節は勝たないといけない」と必勝を期した。

コンディションは万全 DF田向泰輝

 キャンプで少し足を痛めて以降、治ったり、違う場所を痛めたりの繰り返しで継続的にプレーできなかったが、もうコンディションは万全。大分は前線に高さと強さのある選手がいるので攻めている時も守備のバランスに気をつけたい。

ゴール前での質を向上 MF鈴木徳真

 J1は特にゴール前での質が高い。ボールを奪ったりこぼれ球を奪ったりと自分の良さが出せている時もあればそうでない時もある。初勝利を挙げ、チームとしては一歩を踏み出したが、個人的にはこれからどう戦うかが重要だと思う。

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