鳴門市とNPO法人とくしまコウノトリ基金がビオトープを整備する市有地=同市大麻町牛屋島

 徳島県鳴門市とNPO法人とくしまコウノトリ基金(北島町)は、大麻町牛屋島の市有地約1ヘクタールをコウノトリの餌場となるビオトープ(生物生息空間)にする。年間を通して餌となる水生生物を確保するのが目的。30日に協定を結び、連携して進める。

 周囲にレンコン畑などがある遊休地。市バスの車庫などに使う目的で1997年に市が購入していたが、事業が凍結されて未利用のままになっていた。とくしまコウノトリ基金が2021年度中に造成し、水を張る設備や魚道を設ける。サントリー世界愛鳥基金の補助金150万円を活用する。市は完成後の維持管理を担う。

 市が餌場確保のためビオトープを整備するのは初めて。他の場所でも整備実績のある同基金の柴折史昭理事(64)は「ビオトープを広げて、より多くのコウノトリが繁殖できる環境を整えるとともに、子どもの環境教育にも活用したい」と話している。