大腸がんのロボット手術の様子(徳島大学病院提供)

 徳島大学病院で今月、内視鏡手術支援ロボット「ダヴィンチ」を使った大腸がんの手術数が100例に達した。胃がんのロボット手術数も2020年8月に100例を超えており、両分野の合計手術数は中四国で最多を維持している。病院は「技術力と正確性をより高め、最先端の技術を提供したい」としている。 

 大腸がんと胃がんの両方のロボット手術が保険適用されるのは県内では徳大病院のみで、日本内視鏡外科学会の認定を受けた消化器・移植外科の医師4人が手術を担当している。11年に胃がん、17年に大腸がんのロボット手術を開始。18年4月の診療報酬改定で胃がんや大腸がんなど10の病気に対するロボット手術が医療保険の対象となって以降、手術数を伸ばしてきた。

 ロボット手術は、腹部の数カ所に1センチほどの穴を開けてロボットアームを差し込み、アームの先端でがん部位を切除する。執刀医は手術台から数メートル離れた場所で、3Dモニターで患部を確認しながらコントローラーを操作する。

 腹腔(ふくくう)鏡手術と比べて器具の可動域が広く、精密な動きが可能で手術時間も短い。大腸がんの場合は肛門付近の患部の執刀が容易になる。

 手術チームを率いる同科の島田光生教授(61)は「ロボットの支援でより確実に手術できる。安心安全な技術を提供したい」と話している。