徳島地裁

 県の観光キャンペーン「とくしま応援割」の宿泊助成金詐取事件で、主犯格の男(34)=徳島市、無職=のいとこで詐欺未遂の罪に問われた女(43)=徳島市、無職=の初公判が30日、徳島地裁で開かれ、被告は起訴内容を認めた。検察側は懲役1年6月を求刑し、即日結審した。

 検察側は冒頭陳述と論告で「男に頼まれ、受給できた助成金の4割を受け取る約束で了承した」と指摘。「従属的な立場にあった側面は否定できないが、申請書の作成など実行行為を担った」と批判した。

 弁護側は「犯行は未遂に終わった。取り調べ段階から罪を認めて反省している」として執行猶予付きの判決を求めた。

 起訴状によると、男と共謀してとくしま応援割を悪用。昨年6月27日~8月15日、男が経営する鳴門市内のゲストハウスで被告ら延べ45人が宿泊したように装って助成金を申請し、69万円をだまし取ろうとしたとしている。