徳島県内の新型コロナウイルス感染者が、今月下旬に入って急増している。クラスター(感染者集団)発生が相次ぎ、29日まで10日連続で計61人の感染者が確認されている。県は年度替わりで人の交流が増えているのが影響しているとみて、感染対策を徹底するよう呼び掛けている。

 県内の感染者数は3月第1週(2月28~3月6日)が9人、第2週(7~13日)は3人、第3週(14~20日)は4人だった。第4週(21~27日)は49人と急増。3月は29日までで累計75人と、2月の66人を上回っている。

 下旬に入り、三つのクラスターが発生。会社関連で16人、南海病院(鳴門市)関連で26人、徳島大関連で6人の計48人が感染し、3月全体の約6割を占める。

 中旬までに改善していた感染状況を表す指標も悪化している。確保している200病床に対する使用率は30日時点で30%と、ステージ3(感染急増)の基準を超えている。

 就職や進学に伴う人の移動、歓送迎会などが行われる時期を迎え、全国的に感染の「第4波」の懸念が高まっている。県内でも徳島大生のクラスターは、飲み会で感染が広がったとみられており、県は「会食の際には感染対策に気を付け、感染リスクが高まる大人数や長時間は避けてほしい」としている。