第九を合唱する認定NPO法人・鳴門「第九」を歌う会のメンバー=鳴門市撫養町の市文化会館

 耐震改修に向けて4月から休館する徳島県鳴門市の市文化会館で31日、休館式があり、認定NPO法人・鳴門「第九」を歌う会が合唱した。休館に伴い、県内から1500席規模のホールが一時なくなる。

 タレントで名誉館長の石田靖さんが司会を担当。泉理彦市長があいさつで「文化活動を続けられる環境を整えるため、できるだけ早く耐震改修を終えたい」と述べた。文化団体の代表者も登壇し、それぞれ思い出を振り返った。最後に、これまで同館で「第九」交響曲演奏会を開いてきた歌う会のメンバー61人が高らかに第九を歌い上げ、しばしの別れを告げた。

 文化会館はモダニズム建築で知られる建築家増田友也(1914~81年)の遺作で、82年に落成した。県内唯一の1500席規模のホールとしてコンサートや文化イベントに活用された。耐震改修のスケジュール、再オープンの時期は未定。