コンピューターゲームの腕前を競う「eスポーツ」の都道府県対抗大会が、2019年秋に、茨城県で開催される。9~10月に同県を舞台に行われる茨城国体の文化プログラムとして実施される見通し。年齢や性別にかかわらず、競い合えることや、若者を中心に人気があり国体への関心を高められるなどとして導入を決めたという。茨城県によると、eスポーツの都道府県代表による大会は全国で初めて。
人気サッカーゲーム「ウイニングイレブン」を使い、1チーム3人で対戦。成人の部と、高校生の部で競い、男女別とはしない。19年2~7月に各都道府県で予選を実施し、優勝チームが代表となる。他のゲームの追加も検討していて、大会の詳細は今後、発表していくとしている。
eスポーツは、世界で競技人口が1億人を超えるとされる。スポーツ団体が大会を開催したり、競技種目に採用したりといった動きがあり、国際サッカー連盟(FIFA)は18年夏にeワールドカップを開き、アジアオリンピック評議会は22年アジア大会(中国・杭州)から正式種目として採用する。