徳島県庁

 徳島市の阿波踊りを主催する阿波おどり実行委員会が解散し、運営の民間委託も解除して市が今夏の開催に向けて運営の在り方を見直す方針を示した問題について、徳島県の飯泉嘉門知事は2日の定例会見で「持続可能な阿波踊りにするため、短い時間の中で事業計画を立てていく市のチャレンジをまずは見守りたい」と述べ、静観する構えを示した。

 知事は、望ましい運営体制の在り方について「徳島市のリーダーシップの中で考えていただくことだ」と説明した上で、「なんとかニューノーマルの新様式での開催に期待したい。踊り子のモチベーションや技術の維持のためにも阿波踊りの実践の場は必要だ」と話した。

 夏の阿波踊り開催に向けた県の対応に関しては、交通規制や駐車場の借り上げといった従来の支援策を説明し、「さまざまなサポートは惜しまない」と引き続き協力する考えも述べた。

 2日に行われた飯泉嘉門知事の定例会見での記者との主なやりとり。

 ◆記者 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、「まん延防止等重点措置」の対象に指定された大阪市での聖火リレーが中止が決まり、鳥取県の平井伸治知事もコースや内容を見直して経費を削減する考えを示している。
 
 飯泉嘉門知事 まん延防止等重点措置に大阪市が指定されている中でランナーが走るのは考えづらい。妥当な選択ではないか。徳島は今の段階では予定通り4月15、16日に聖火リレーを行う準備を進めている。鳥取県については京阪神由来の感染が多発しており、聖火リレーにお金を掛けるより感染対策に向けるべきという主旨。徳島は現段階では状況が異なるが、常に感染状況を注視しながら考えていく。

 ◆記者 徳島市など6市町が進める広域ごみ処理施設の新たな建設候補地にマリンピア沖洲が浮上した。

 知事 新聞報道で今朝初めて知った。一般廃棄物の対応は市町村の責任で行うものだ。現在の候補地は土砂災害計画区域であり、マリンピア沖洲の方がいいと判断されたのだろう。

 ◆記者 世界経済フォーラムが発表した最新のジェンダーギャップ指数で日本は120位となった。

 知事 徳島からみると意外だなという気がする。徳島では経済団体3団体で女性がトップに就いており一歩進んでいるが、政治の世界では女性進出が遅れている。ただ、政治の世界は最後になると思う。女性経営者や企業家はたくさん出ており、行政の世界でも女性管理職が増えてきている。その中から政治の世界を目指そうという方が、たくさん出てくるのではないかと考えている。